大相撲 あなたの知らない土俵の奥
長山聡著(ナガヤマ サトシ)
新書判 192ページ
2016年01月30日発売
価格 880円(税込)
ISBN 978-4-408-11172-8
在庫あり
「横綱は降格しない」なんて本当は誰も決めていなかった!?
元々は五穀豊穣を願う神事として始まった相撲。それがいかにして現代まで伝統を継承し、続いてきたのか。「成績順ではないランキング」「平成に入り厳しくなった大関・横綱の昇進基準」「元々は巡業組合だった一門制度」…等々、歴史をひもとくことで、大相撲の奥深さとこれからの相撲界の問題点が見えてくる! 近年ブームに湧いているが、人材不足で依然ピンチの相撲界。そんな今だからこそファンに読んでほしい一冊!
■第一章 奥深き相撲の世界
●「相撲」1700年の歴史
●戦国末期から現代に続く! 四股名の始まり
●時代によって変化していった決まり手
●力士を彩る化粧まわしと取りまわし
●どれが正しい? 立ち合いの変遷
●人気の回復策! 戦後から始まった三賞制度
●国技館の開館とともに発生した優勝制度
■第二章 力士をとりまく周辺事情
●日本の文化を具現化したランキング・番付
●相撲界独自の給料システム
●現在のラッシュに続く懸賞金制度の変遷
●稽古と広報を兼ねそなえた巡業
●時代と共に移り変わる相撲場
●力士たちの生活の基盤・相撲部屋
●代々受け継がれる年寄制度
●様々な思惑がからむ一門制度と役員選
■第三章 もっと知りたい大関と横綱の真実
●波乱に満ちた横綱確立とその変遷
●大相撲の神髄・横綱土俵入り
●横綱・大関の昇進と進退
■終章 これからの相撲界を考える