なんだこりゃ? 知って驚く東京「境界線」の謎
小林政能著(コバヤシ セイノウ)
新書判 192ページ
2016年02月27日発売
価格 880円(税込)
ISBN 978-4-408-11164-3
品切
今も生きてる「旧35区」境を歩いてみよう!
かつて、東京は35区ありました。いまは23区です。12区はどこにいってしまったのでしょう? 実は、元々はさらに少なく15区で、その範囲もいまの23区よりずっと狭いものでした。いまの新宿駅や渋谷駅付近は「東京市」ではなく、それぞれ開業時には「北豊島郡角筈村」「南豊島郡中渋谷村」と呼ばれた「市外」の地域でした。
小さかった東京市は、人口増加により徐々に拡大されていきます。1932年には現在の23区とほぼ同じ地域が35区に編成されます。それが「東京市」から「東京都」直轄の「特別区」となり、戦後、人口のバランスなども考慮されていまの23区となります。
その23区をよく見ると、15区、35区時代の痕跡がいっぱい。なぜそこに区境があるのか。実はここはかつて区境だった。本書はそんなところを訪ね歩きます。市区町村の境界から、東京を眺めてみましょう。
■Chapter-1 境界を歩こう! 下も向いて歩こう!
■Chapter-2 東京23区の端にまつわるエトセトラ
■Chapter-3 東京区部の歴史を遡る(1) 現在から23区ができたころ
■Chapter-4 東京区部の歴史を遡る(2) 15区ができたころ
■Chapter-5 東京区部の歴史を遡る(3) 江戸から東京になったころ
■Chapter-6 境界を実際に歩こう、謎を解こう! そのための準備&資料