「福井「地理・地名・地図」の謎」書影

福井「地理・地名・地図」の謎 意外と知らない福井県の歴史を読み解く!

実業之日本社(ジツギョウノニホンシャ )

新書判 200ページ

2014年12月18日発売

価格 880円(税込)

ISBN 978-4-408-11102-5

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越前でデッカイのはクラゲだけじゃない!

福井県は若狭地方をはじめ、北陸のなかでも京都にもっとも近く、古くから「都」を支える場所として「中央」に直結する役割を担ってきた歴史がある。経済的にも精神的にも京都と切り離せない誇り高い国柄なのだ。その歴史には味のあるエピソードがたくさん隠れている。美しい郷土に生きる誇り高い文化の謎をひもとく。

第1章 福井県の名所、古刹を歩く歴史地図
福井城の天守閣は当時最大級
蓮如はなぜ吉崎を布教地としたのか?
京都からやってきた道元が開山した永平寺
松尾芭蕉や高浜虚子も訪れた気比の松原
日本三大鳥居のひとつとされる気比神宮の大鳥居
県内一の面積を誇る大野市は「北陸の小京都」とよばれる
雲海に浮かぶ大野城はいつ見られる
金崎宮はなぜ「恋の宮」「難関突破の宮」なのか?
越前岬は高さ100mの断崖。洞窟や奇岩が見どころ
戦国大名の朝倉氏が103年間本拠とした一乗谷
越前刃物の起源となった千代鶴の池
聖徳太子由来の馬居寺

第2章 地理・地名の不思議
なぜ勝山市で恐竜の化石が発掘されるのか?
世界的な湿地として認められている三方五湖
自殺の名所と言われている東尋坊の由来
九頭竜川の名前の由来は?
勝山の河岸段丘「七里壁」はなぜできた?

第3章 鉄道、街道など交通の謎
敦賀港駅はヨーロッパ連絡の国際ターミナルだった?
JR丸岡駅はなぜ坂井市にあるのか?
幸橋はなぜかけられたのか?
魚介類は「鯖街道」を通じて京へ運ばれる
敦賀湾と伊勢湾を運河で結ぶ計画があった?
なぜ若狭で東大寺のお水送りが行われるのか?

第4章 福井県のミステリー&伝説
巨大な宗教勢力を誇った平泉寺が滅亡したワケ?
なぜ若狭で東大寺のお水送りが行われるのか?
織田信長によって滅ぼされた越前の一向一揆
真田幸村の首をとったのは松平忠直の家臣
たった36ヘクタールの夜叉ヶ池が有名なワケ
敦賀市と福井市はアメリカ空爆の標的になった
源平合戦は越前でも行われていた
西郷隆盛が悼んだとされる越前藩士、橋本左内の死
明治維新直後に12軒の家が襲われた武生騒動とは?