あなたは「言葉」でできている ビジネスコミュニケーションが劇的にアップする“自己表現”のヒント
ひきたよしあき著(ヒキタ ヨシアキ)
四六判 232ページ
2014年08月28日発売
価格 1,650円(税込)
ISBN 978-4-408-11086-8
在庫なし
「なぜ、あの人の話は人をひきつけるのだろうか?」
会話、文章などのコミュニケーションは、言葉の選び方で決まる。話を盛り上げられる人は、自然と評価も高まり、ビジネスがスムーズに運べることが多い。またビジネスだけでなく、人と人のつながりにはまず言葉ありき。この言葉をセンスよく、巧みに使いこなせたら、交友関係はどんどん広がっていく。
現在はSNSの発達やコミュニケーション技術の変化によって個人の「言葉のちから」は目に見えて弱くなってきている。その一方で、名言や箴言に関する本や雑談力を鍛える本が流行しているように、手軽に心が癒される言葉、勇気をふるい立たせる言葉に飢えているようだ。しかし、実際にビジネスで役に立つのは、自分の経験を通して湧き出てきた言葉であり、それでなくては人が共鳴することも感動することはない。どこかで聞いたうんちくや有名人の名言だけでは相手の心を響かせることはできないのである。
本書は大手広告代理店クリエイティブプロデューサーが教える、仕事に役立つ会話術を紹介する。CMプランナー、クリエイティブディレクターとして数々の作品を手がける一方、慶應義塾大学、日本大学、明治大学などで、「広告コミュニケーション」と題して「日本語の持つ潜在的なちから」を講義、講演している著者が、自分だけの「自分語」をいかに見つけ出せるか、またそれを効果的に伝える方法などを展開。「自分の言葉にする20の知恵」では、小学生のようにわかりやすい言葉を使う、自分の過去を棚おろしする、風景を切り取るなどの自分の言葉探しの方法、さらに「相手に伝え、かつ感動させるテクニック」では、10のエピソードを用意する、言葉を時間換算する、動画で語る、手書きのすすめ、起承転結を意識するなど、実践的な方法を紹介する。
ビジネスで、就職活動で、プライベートな時で、ちからを発揮できる自分の言葉とそれを生むにいたった物語を探ると同時に、それを効果的に使うための、語り方、残し方、見せ方などのテクニックも伝授する。いくらすばらしい言葉でも、表現力がなければ、言葉は機能しない。どうすればもっと効果的に、感動的に理解してもらえるか。これを、今の時代に即した内容で紹介していく。