刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 捜査現場編
オフィステイクオー著(オフィステイクオー )
新書判 192ページ
2014年05月01日発売
価格 838円(税込)
ISBN 978-4-408-11069-1
品切
事件発生、いざ出動! さて警察はどう動くのか!?
大好評『刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる警察入門』では主として組織と階級をテレビドラマや映画の登場人物を想定してわかりやすく解説しましたが、続く本書では、警察の「動き」を見ていきます。
例えば、事件が発生したら、誰かが110番します。それはどこにつながるのでしょうか。事件性は誰が判断する? 現場を確保するのは? 鑑識や検視はいつ登場? 「捜査本部」ってどういうときに、どこが主導してできる? 実は、優れた刑事ドラマや警察小説は、この「動き」がとてもリアルに書いてあるのです。本書で全体の流れを把握して、刑事ドラマや警察小説を楽しみましょう!
■第1章 事件発生! 現場の刑事たちはこう動く!!
●迅速に対応する110番通報の受理システム
●事件解決への第一歩、初動捜査の重要性
●事件の早急な解決を目指す捜査本部の設立
●2人1組・4班に分かれて行う捜査活動
●逮捕から送検まで…48時間が勝負の取り調べ
●捜査車両(1) 様々な車両が揃うパトカー
●捜査車両(2) 交通警察の花形、白バイ隊員
●捜査車両(3) 警備車両と警察航空隊
●警察官に欠かせない装備品と厳しい逮捕訓練
●ドラマと現実は違う犯人逮捕ための装備品
■第2章 事件解決のカギ! 捜査に協力する技官・技術たち
●各分野のエキスパートが集結する科警研
●鉛筆1本で犯人を追い詰める似顔絵捜査員
●犯罪心理学は捜査の可能性を広げるか?
●監察医の検案が事件の行方を左右する
●刑事責任能力を判断する精神鑑定医の重要性
●少年鑑別所の法務技官という仕事
●誰も知らない刑務官と死刑囚の苦悩
●事件現場医療派遣チーム「IMAT」の誕生
●超能力者の捜査官は実在する?
■第3章 複雑化する犯罪と警察捜査の新たな局面
●意外に知られていない警察庁の役割
●捜査と書類整理の日々…所轄の長い1日
●地域の治安を守る交番と駐在所の存在
●刑事警察と公安警察の対立は存在するのか?
●捜査員か? 鑑識か? 科学捜査係の立場
●未解決事件を永遠に追う特命捜査対策室
●サイバー犯罪 VS 警察捜査の終わりなき闘い
●一筋縄では行かない詐欺事件と警察の攻防
●凶悪化するストーカー事件への新たな方策
●少年犯罪事件の深い闇
●痴漢は冤罪の温床か?
●児童虐待に対応する警察の新たな動き
●警察による犯罪被害者への支援対策の現状
●逃亡犯を精神的に追い詰める報奨金制度
●医療事故調査に本格的に乗り出す厚労省
■第4章 世間を震撼させた重大事件に警察はどう動いたのか?
●戦後最大のミステリー「三億円事件」の謎
●中央本部と地方警察の対立「あさま山荘事件」
●惨劇の42時間「三菱銀行人質事件」
●未解決事件「グリコ・森永事件」の真相
●常に後手に回った「オウム事件」の顛末
●DNA鑑定の明暗「袴田事件」と「足利事件」