「知れば知るほど面白い 戦国の城 攻めと守り」書影

知れば知るほど面白い 戦国の城 攻めと守り

小和田哲男監修(オワダ テツオ)

新書判 224ページ

2014年05月02日発売

価格 838円(税込)

ISBN 978-4-408-11068-4

品切

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乱世に驚くべき進化を遂げた戦国時代の城!!

生き残るため、そして覇権のための戦いに明け暮れた戦国時代。この乱世に驚くべき進化を遂げたのが「城」である。臨時の砦としての役割から、戦時の本拠地となり、さらに覇権の行方が定まるにつれて統治の場となっていった。織田信長も豊臣秀吉も、敵の城をひとつひとつ落とすことで、天下を手中に収めていったのだ。

苛烈な戦いを経ることで進化した攻城側、守城側、双方の戦略と戦術を、城の攻め方・守り方、城郭の構造と役割で解説。さらに代表的な城を巡る34の合戦を、戦国時代初期・信長の覇権への城攻め・秀吉と家康の天下統一への戦いの三期に分け、攻守双方の兵力や城の種類のデータを示しながら紹介する。

【第1部 攻城戦とは何か?】
第1章 城の攻め方・守り方
攻城戦とは 戦国の乱世に繰り広げられた城を巡る争い
攻城方の戦術其の一 力攻め
其の二 奇襲
其の三 兵糧攻め
其の四 水攻め
其の五 坑道作戦
其の六 内応工作
籠城方の戦術其の一 後詰
其の二 支城制

第2章 城郭のしくみ
城の役割とは 戦国の世を切り抜けるにために鉄壁の居館と化した戦国の城
城のタイプ 山城から平城へ/ 曲輪/ 天守/ 破風/ 壁/ 窓/ 堀/ 土塁/ 石垣/ 門/ 橋/ 櫓/ 縄張・普請・作事/ 虎口/ 枡形・馬出/ 狭間・石落/ 横矢/ 御殿/ 城下町

【第2部 戦国史を動かした攻城戦】
第3章 戦国初期の城攻め
河越野戦/ 戸石城の合戦/ 小田原城の合戦/ 門司城の合戦/ 第二次月山富田城の合戦

第4章 信長時代の攻城戦
稲葉山城の合戦/ 安芸城の合戦/ 立花城の合戦/ 佐嘉城籠城戦/ 三方ケ原の合戦と浜松城/ 石山合戦/ 伊勢長島一向一揆鎮圧戦/ 長篠城の籠城戦/ 七尾城の合戦/ 御館の乱/ 三木城の合戦/ 小谷城の合戦/ 有岡城の合戦/ 高天神城攻防戦/ 鳥取城の合戦/ 高遠城の合戦/ 備中高松城の合戦/ 本能寺の変

第5章 天下人たちの攻城戦
太田城の合戦/ 第一次上田城の合戦/ 岩屋城の合戦/ 山中城の合戦/ 小田原城攻防戦/ 忍城攻防戦/ 蔚山(ウルサン)城の戦い/ 伏見城の合戦/ 第二次上田城の合戦/ 長谷堂城の合戦/ 大阪冬の陣 真田丸の攻防