ゼンリン 住宅地図と最新ネット地図の秘密
内田宗治著(ウチダ ムネハル)
四六判 208ページ
2014年06月05日発売
価格 1,760円(税込)
ISBN 978-4-408-11063-9
在庫あり
住宅地図があったから、ネット地図がここまで便利になった!
居住者の名前や会社名が書かれた詳細な住宅地図を出版するゼンリン。その調査は、北海道から沖縄まで、離島も含めて調査員が歩いて行っている。他方、カーナビ地図やネット地図でもシェアナンバーワンである。
本書は「住宅地図」「ネット地図」という、いままで地図に関する本ではあまり採り上げられなかった種類の地図に迫るとともに、住宅地図ならではの「地図的なおもしろさ」を探求する。また、住宅地図が「社会的インフラ」であることが証明された、東日本大震災での対応もレポートする。そして、このビッグデータの時代に、ゼンリンが拡大する「地図」の概念にも密着。自動車メーカーがしのぎを削っている印象のADAS(先進運転支援システム)は、実は驚くほど緻密な地図データに支えられている。地図の新たな地平が見えてくる本だ。
歩いて調べる超アナログの住宅地図とスマホの最新ネット地図をつなぐゼンリン。実地調査と最先端の機械が作る地図の未来とは!?
■雨の日も風の日も、都心も山間部もひたすら歩いて調査
■東日本大震災で住宅地図が果たした大きな役割
■住宅地図で見る地形、地名の人気、廃線跡…地図のおもしろさ
■地図のデジタル化、データベース化がもたらしたイノベーション
■高精度計測車が集めたデータは人力で処理
■地図が拓く未来~人びとの生活が便利に、安全になる ほか