信長・秀吉・家康 天下人の夢
津本陽著(ツモト ヨウ)
二木謙一著(フタキ ケンイチ)
四六判上製 272ページ
2014年03月01日発売
価格 2,200円(税込)
ISBN 978-4-408-11056-1
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ふたりの碩学が天下人三人を一刀両断
織田信長を描いた『下天は夢か』、豊臣秀吉を描いた『夢のまた夢』、徳川家康を描いた『乾坤の夢』。歴史小説界の重鎮・津本陽の「夢三部作」が描いた世界は、信長~秀吉~家康という戦国時代の三人の主人公の人生を縦糸にした一大戦国絵巻である。
この三人の天下人の器量を、津本陽と『下天は夢か』以来よき相談役を務めてきた二木謙一が、縦横無尽に語り尽くす。小説家としての津本と歴史家・二木が語る三人の天下人の姿は、史実に基づく素顔が見え隠れし、歴史好き・戦国史好きにとり、目からウロコの発見がちりばめられている。三人の天下人の手をリレーのように渡されていく権力のバトンそのものに、三人の人生をも翻弄した歴史の魔力が秘められていると言えよう。この秘められた魔力を、対談・図版・解説・小説の名場面集で炙り出す。
■第一章 織田信長 戦国乱世を席巻した革命児の強さの秘密を探る
●辛抱強かった若き日の信長
●信長のリーダーシップ
●信長の人材活用術
●信長の派閥対策
●信長の経済政策
●信長流部下の使い方
●信長の宗教政策
●信長の演出力
●信長必勝の戦略(コラム:「桶狭間の合戦」「楽市・楽座」「本能寺の変」
「信長の親衛隊」「一向一揆と石山合戦」「長篠の合戦」「安土城」「木津川口の合戦」)
●織田信長関連年表(年齢入り)
■第二章 豊臣秀吉 天下を制した“人たらし”の本領を探る
●秀吉の読心術
●秀吉流金の使い方
●秀吉の使われ方
●秀吉による人の動かし方
●黒田官兵衛の引き際(コラム「山崎の合戦」「高松城水攻め」「戦国の軍師」「九州の関ヶ原」)
●豊臣秀吉関連年表(年齢入り)
■第三章 徳川家康 戦国最期の勝者が身につ得た老獪さの真髄に迫る
●家康の経験値
●家康のナンバー2活用術
●二代目、三代目の甘さと徳川家(コラム「三方ケ原の合戦」
「小牧・長久手の合戦」「関ヶ原の合戦」「大坂の陣」)
●徳川家康関連年表(年齢入り)
■付録折込「信長・秀吉・家康、三者関連年表」