「大研究 日本の道路120万キロ」書影

大研究 日本の道路120万キロ

平沼義之(ヒラヌマ ヨシユキ)

新書判 224ページ

2013年03月14日発売

価格 838円(税込)

ISBN 978-4-408-10983-1

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道路の上は、ワンダーランド!

クルマで走っていて、道路に対して「?」と思ったことの答え、ここに全部あります!

道路を造ることは、日本の国土を造ること――。崇高な理念のもとで造られた道路は、しかし、時に隙間があり、ファニーな表情を見せてくれることがあります。国道なのに通行不能な「酷道」、クルマが走れない「海上国道」、トンネルの脇に見える小径・「旧道」……。道路のいろいろな表情をきっかけに、「道路」というものをもっと知ってみませんか?

道路には必ず造った人の気持ちと歴史が詰まっています。毎日歩いているあなたの家の前の道が、まったく違って見えるようになる本です。

序 章 「道路」に感じる長年の疑問
1 国道の番号には何か法則性があるの?
2 車が通れない「国道」…酷道に込められた意味とは
3 海の上には道路はないのに「国道」がある?
4 「国道1号」は横浜で終わり!? 次は伊勢神宮?
5 県道って2種類あるの? 色の違う道路標識の不思議
6 林道や農道にある「公道ではない」の意味するところは?
7 道路標識に書かれている地名って、誰がどうやって決めているの?
8 トンネルの脇に、小さな怪しい分かれ道がよくある気がする

第1章 「道路法」で定義される道路
1 「道路」には名前と種類がある
2 道路法の道路の全容と、その一生
3 国道を知る
4 都道府県道の深淵なる世界
5 主要地方道とはどんな道?
6 市町村道は暮らしの最前線の道
7 高速自動車国道
8 一般有料道路と都市高速道路

第2章 「道路法」にない道路
1 農林水産省や環境省も道路を造っている
2 「林道は公道とは違い…」という看板の意味
3 森林鉄道も「道路」である
4 「農道」は、誰が走ってもいいの?
5 港湾にある道路
6 公園の道路、都市計画道路
7 民間による有料自動車道
8 道と里道「認定外」の道路たち

第3章 道路法制の変遷
1 旧道路法制定以前 明治から大正まで
2 大正道路法の制定 大正~戦前
3 終戦から現道路法への道 戦後

第4章 道路で出会う風景
1 橋から見える、道路の優しさ
2 トンネルは、道路交通近代化の立役者
3 道路標識の面白さ
4 道路上にあるいろいろなもの
5 線形……走りやすい道と走りづらい道の差
6 道路の改良
7 酷道
8 廃道という、道路の終着地