朝鮮王朝の歴史はなぜこんなに面白いのか
康熙奉著(カン ヒボン)
新書判 208ページ
2013年02月14日発売
価格 838円(税込)
ISBN 978-4-408-10980-0
品切
韓流ドラマの謎が解ける
1392年の創設から1910年の滅亡まで518年間に、朝鮮王朝には幾多の歴史的事件があった。日本でいえば室町幕府の南北朝統一から戦国・江戸をへて明治・大正へと時を刻んでいる。ところが韓国時代劇を見ていても、登場人物や事件について十分な説明がなく、多くのドラマファンは謎を抱えたままその生き様に鼓舞されたり、涙したりしている。
本書では、王朝のできごとを克明に綴った「朝鮮王朝実録」に基づき、著者が重要事項をわかりやすく解説する。儒教を重んじる明確な身分制度のもと、中央集権的な政治体制であった王朝の歴史を振り返り、王族や官僚たちの諍いも分析。映画「王になった男」の主人公光海君はどんな人物だったのか。王宮はなぜ多くの離宮があるのか。「イ・サン」や「トンイ」などの物語はどこまで真実か、死六臣とはどんな人物か、日韓交流はどう行われてきたのか等、象徴的エピソードもふんだんに紹介する。韓国時代劇が10倍楽しめる歴史入門書。