もっと知りたい韓国時代劇 王女の男
康熙奉編著(カン ヒボン)
新書判 212ページ
2012年09月06日発売
価格 838円(税込)
ISBN 978-4-408-10955-8
在庫なし
韓流、極まる!!
大人気の韓国時代劇「王女の男」が巻き起こした、新しい韓国時代劇の魅力を徹底紹介する。いわゆる韓流「史劇」として歴史的事実をなぞるだけではなく、自由な発想で物語の面白さを全面的に押し立ててストーリーに盛り込み、視聴者を楽しませようという制作意図で構成されたエポック・メーキングな作品が「王女の男」だ。「根の深い木」「太陽を抱く月」など、韓流時代劇のニューウェーブとして、フィクションを交えたフュージョンドラマが人気だが、その先駆的な花形作品「王女の男」には明確な時代背景がある。1450年代に首陽大君が甥の端宗から王位を簒奪した事件をベースにしている。首陽あらため第7代王・世祖が即位するが、これをいさめた重臣たちをも殺害した、日本でいえば「忠臣蔵」に匹敵する「死六臣」という歴史劇を背景にしながら、「韓国版ロミオとジュリエット」と呼ばれるラブストーリーが織り込まれていて、その美しい恋愛のなりゆきが興味をそそる。ドラマ制作の裏側、パク・シフやムン・チェウォンなど出演俳優のすばらしさ、ロケ地探訪などをふまえて、韓国歴史読みもののパイオニアである康熙奉氏が編集にあたり、ドラマを楽しむための手引き書となっている。『知れば知るほど面白い韓国歴史読みもの』の姉妹シリーズ第2弾。