日本は「国債破綻」しない! ソブリンリスクとデフレ経済の行方
三橋貴明著(ミツハシ タカアキ)
四六判 240ページ
2012年05月19日発売
価格 1,540円(税込)
ISBN 978-4-408-10939-8
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今こそ、国債の正体を暴く!
日本の国債発行残高は900兆円を突破し、さらに増加に向かっていることから、このままでは「日本は財政破綻」すると、一般紙など多くのマスコミは報道しています。そこで現在、野田政権は財政再建を目指して、消費税増税の法案成立に意欲を燃やしているのは周知の通りです。本当に、このまま国債を発行し続けたら、日本は財政破綻、そして国債破綻するのでしょうか。将来、国債の暴落やデフォルト(債務不履行)の危険性があるというのは事実なのか、さらに日銀による国債買取りは間違っているか、そもそも国債とは一体、どういうものなのかなど、そうした疑問に対して、適切に分かりやすく解説したのが、本書です。
国債の発行には限界があると一部の専門家は唱えていますが、著者の三橋氏は、デフレ経済下にある日本では限界はないと指摘します。また日本において国債破綻は、絶対にありえないし、破綻ばかりを煽っている日本のマスコミは愚かだと喝破しております。デフレ経済下での増税は、ますます経済規模を縮小させ政府の狙いとは逆に、財政悪化を招き「景気の悪循環」に陥るので、やめるべきだとしています。
では、今のデフレ不況から脱出し、財政を健全化するための方策はあるのか。三橋氏はたったひとつですが、方策はあると主張します。日本の財政再建問題に直接、関係する国債について正しい知識を身に着けることが出来る一冊です。