運命を拓きゆく者へ 理想を携え、道は一歩ずつ
新渡戸稲造著(ニトベ イナゾウ)
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
四六判 208ページ
2011年11月30日発売
価格 1,650円(税込)
ISBN 978-4-408-10915-2
品切
何が起ころうとも、運命を受け入れ、
その上で、雄々しく切り拓いていく。
人生と仕事の羅針盤!
東レ経営研究所特別顧問
佐々木常夫氏による「発刊に寄せて」を収録!
「リーダーに向けた、優れた指南書です。新渡戸先生の思想には、百年という時を超えて、たいへん共鳴を覚え、心に染み渡る部分が多くありました」
本書は、新渡戸稲造博士の名著『世渡りの道』『修養』『人生読本』から、「自己を高める」をテーマとして項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして、注や見出しを加えて再編集、新たに編んだものです。明治・大正の人々に大きな感化を与えた新渡戸博士の教えは、今も色あせることはありません。自分とはどんな存在なのか、いかに自己を成長させていくか、逆境をどう乗り越えていくか、そのためには日々、どんな心得を持ち、修養すればいいのか……といった思索的な提言から、読書会のすすめ、ひとり時間の活用術、怒りの対処法……といった具体的なアドバイスまで、まさに、自己啓発書の原点といえる珠玉の1冊です。
■第一章 自己を高める心の準備
(『人生読本』「自己の開発とは何か」「自己を伸ばさんとする心の準備」より)
■第二章 意志の強さより、方向が肝心
(『人生読本』「意志の鍛練」より)
■第三章 人生、見切りも必要となる
(『人生読本』「見込みと見切り」より)
■第四章 運命を拓きゆく者へ
(『人生読本』「ドン底に於ける慰めの一言」より)
■第五章 誰にもここ一番の頑張り時がある
(『人生読本』「如何なる時に頑張るべきか」より)
■第六章 僕が体験から得た最高の読書術
(『修養』「第九章 余が実験せる読書法」より)
■第七章 独りの時間が心を強める
(『修養』「第十四章 黙思」より)
■第八章 どうしようもない怒りへの対処
『世渡りの道』「第四章 怒気抑制法」より
■第九章 聞くことは学ぶこと
(『世渡りの道』「第七章 応対談話」より)
■第十章 悪口で身を滅ぼす人は多い
(『修養』「第十五章 悪口」より)
■第十一章 自分ばかりが大変に思える落とし穴
(『世渡りの道』「第十六章 泣き言の矯正」)
■第十二章 情は内に秘めず、行為に示す
(『世渡りの道』「第十八章 親切の修養」より)
■第十三章 人生の目的はどこにある
(『世渡りの道』「第二十二章 人生問題の解決前提」より)
■特別付録 ジュネーヴ湖畔より
(東京女子大学第一回卒業証書授与式・学長祝辞)