大激震
堺屋太一著(サカイヤ タイチ)
四六判上製 280ページ
2008年12月10日発売
価格 1,760円(税込)
ISBN 978-4-408-10749-3
在庫なし
世界経済大混乱の「解決」の糸口
現在、世界的な金融大混乱が続いており、人類がこれまで経験したことがない経済大不況を迎えようとしている。まさに「大激震」の最中にある。本書はこうした状況を踏まえ、作家・経済評論家で元経済企画庁長官の堺屋太一氏が今こそ、日本は明治維新的な改革が必要と解く。また、これまで世界経済はペーパーマネーを軸に発展してきたが、大きな曲がり角に差し掛かっている。800年前のモンゴルもペーパーマネーをバックに経済発展を遂げてきたことが、基軸通貨ドルはどうなるのかという問いに対して、貴重な歴史的事実になると指摘した。いずれにしても、今回の「大激震」が人類にとって大きな価値観変更を促すきっかけをもたらすものと期待されるという。近代工業社会から知価社会への転換が目前に迫っているのだ。堺屋太一氏、独特の分析と予見が光る一冊。