東レ 前田勝之助の原点 現実を直視せよ
綱淵昭三著(ツナブチ ショウゾウ)
四六判上製 360ページ
2006年05月22日発売
価格 1,870円(税込)
ISBN 978-4-408-10660-1
在庫なし
戦後の東レをドラスティックに変えた“中興の祖”前田勝之助の行動哲学を活写する。半世紀に及ぶ東レでの前田の果敢なチャレンジは、そのまま日本企業が生きてきた姿であり、サラリーマン史でもある。経営者をはじめとする会社人はもちろん、一般読者にも大きな示唆と希望を与える好著。「顔と名前で損をしている。誤解多き人生だ」と、本人は謙遜するが、「ビジネスは経済合理性、コスト、品質、納期である」「1人の100歩より100人の1歩が重要」「経営者は鬼心が六割、仏心が四割」「時流に迎合せず、時代に適合する」「気配りは自分のためでしかない。大切なのは心配り」…など、その言葉には並々ならぬ信念と洞察力、行動力を感じる。