「サッポロビール ドラフトワン革命」書影

サッポロビール ドラフトワン革命 老舗企業に活力が甦った!

竹間忠夫(チクマ タダオ)

四六判 230ページ

2005年05月21日発売

価格 1,320円(税込)

ISBN 978-4-408-10629-8

在庫なし

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昨年、サッポロビールから全国発売されたドラフトワンは、1年で1800万箱を超えるという大ヒット商品となった。単に売り上げだけでなく、市場構造から社員の意識まで変えたといわれるヒットの秘密はどこにあったのか。
開発したのは柏田修作氏。新しい市場を開拓するために、麦芽も麦も使わないという思いもかけない発想から、エンドウたんぱくという原料にたどり着くには大豆や芋など様々な食品による醸造試験が繰り返された。そして開発グループによる製品が完成した後は、それをどう流通関係者や消費者に理解してもらうか、評価を得るかという努力が、それこそ全社をあげて展開される。期待半分、不安半分の中で始まった半年間の九州での先行発売は、予想以上の成果を収め、その成果をもとに、全社の期待の中で昨年2月に全国発売が開始され、予測をはるかに超えた大ヒット商品になった。まさに全社をあげての「ドラフトワンを売る」という努力の成果であった。