「夫の定年 妻の定年」書影

夫の定年 妻の定年

北連一(キタ レンイチ)

四六判上製 224ページ

2002年07月07日発売

価格 1,650円(税込)

ISBN 978-4-408-10506-2

在庫なし

オンライン書店で購入する

定年――サラリーマンにとって、やってくる終焉。以後の収入は1/3、時間はたっぷり、第2の人生となるわけだ。はたして以後の人生、バラ色なのか? めでたくもあり、めでたくもなし……と達観したふうには済ませられないのである。いままで意識は会社に向き、仕事に向いていた。自分自身のことなど後回し。だが、定年後、否応なしに自分自身と向き合わなければならない。そればかりか、妻とも四六時中、顔をつきあわせる。つまり、妻と向き合わなければならない。さあ、どうする? どうなる? 気鋭のコラムニストが展開する、定年文化論。人生の先達や、身近な先輩たちの人生を、滋味溢れる文で綴った佳作。