人脈で読む中国の真実 食い込むアメリカ 食われる日本
青木直人著(アオキ ナオト)
四六判 216ページ
2002年06月08日発売
価格 1,540円(税込)
ISBN 978-4-408-10500-0
在庫なし
「人治国家」中国では人脈がモノをいう。強力なコネを持つ国はビジネスも外交もうまくいくが、ろくな人脈がなければはじき飛ばされる。九〇年代後半以降、中国市場に攻勢をかけ続けるアメリカは、長い時間と知恵を使って、その人脈を培ってきた。キッシンジャー、ブッシュ一族をはじめ、中南海の奥深くに食い込む人材は数多い。もはや米中は切っても切れない蜜月関係にある。一方、田中角栄以来ろくな人脈を築けなかった日本は、圧倒的な劣勢に立たされている。ODAをばらまくだけで、それをうまく使う戦略を持ち得なかった日本は、資本主義・中国の食い物にされるだけの存在になりつつある。果たして、日本の中国ビジネスに未来はあるのか――。