紡 vol.11
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判 256ページ
2014年02月05日発売
価格 838円(税込)
ISBN 978-4-408-03168-2
在庫なし
物語にふるえる 季刊小説誌
■青春ミステリーから幻想世界まで、独自の作風で支持をあつめる初野晴さんが登場。「ひさびさにシリアスなミステリーを描きました」とご自身が語るように、「放火」がテーマのミステリー短編です。
■前号からスタートした、三浦しをんさんの連載エッセイ「ぐるぐる博物館」。今号は第2回にして早くも博物館の親玉・国立科学博物館に突入! 秋田犬のハチや樺太犬のジロのはく製に興奮しつつ、人類史のコ―ナーへ。静謐な館内で、熱い思いをほとばしらせるしをんさんが見たものは?
■巻頭エッセイ「はじめての物語」は、山本文緒さんが登場。山本さんが活字の海にのめりこんだのは、意外なことに大学生に入ってからのこと。大興奮してのめりこんだ作家とは……
■朝倉かすみさんの「地図と年表」、瀧羽麻子さんによる天才詩人・すみれにまつわる連作シリーズは、今号で最終話となります。おふたりが紡いだ物語が、どのようなエンディングを迎えるのか、ぜひお読み逃しなく。
【読み切り小説】
●短編ミステリー80枚「プロメテウスの指」 初野晴
【好評連載&シリーズ】
●朝倉かすみ「地図と年表」
●彩坂美月「向日葵を手折る」
●伊吹有喜「彼方の友へ」
●越智月子「花の命は短くて……」
●瀧羽麻子「雨が降ったら」
●畑野智美「フリーターは、線路の上」
●水生大海「ランチ合コン探偵 そこに愛はあるのかい?」
【エッセイ】
●巻頭エッセイ「はじめての物語」(5) 山本文緒 「原付でぶっとばす」
●連載ルポエッセイ 三浦しをん 「ぐるぐる博物館」
●連載エッセイ 華恵「きょう、何食べた?」