紡 Vol.9
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判 340ページ
2013年08月05日発売
価格 838円(税込)
ISBN 978-4-408-03134-7
在庫なし
物語にふるえる 季刊小説誌
■年4回刊行へとリニューアル後、第3弾となる今号も、
バラエティに富んだ充実の執筆陣が登場しています!
■小誌で連載された三編の小説がこの夏無事刊行のはこびとなり、新刊関連のミニ特集を組んでみました。
8月9日発売、あさのあつこさん『花や咲く咲く』は、連載分に書き下ろしパートが加わり、
著者が推敲を重ねてついに完成。 巻頭インタビューで創作の舞台裏を存分に語っていただきました。
7月中旬からすでに発売中のはらだみずきさん『ぼくの最高の日』、あさのさんと同時発売の
穂高明さん『夜明けのカノープス』、それぞれの創作背景が綴られたエッセイも必読です。
■ミステリー界注目の新鋭、彩坂美月さんによる新連載「向日葵を手折る」がスタートします。
父親と死別し、母親の故郷・山形県の小学校に転校した少女の周囲で不可解な出来事が頻発します。
生徒たちが怯えた様子で口にする「向日葵男」とは――。青春ミステリーの意欲作にご期待ください。
■榎田ユウリさんは、ライトノベルやBL小説で絶大な支持を集める人気作家です。
「夜のともだち」は“幻の短編”としてファンの間で話題の的となっていた作品ですが、
縁あって、小誌での掲載が実現しました!
【巻頭特集】
●単行本『花や咲く咲く』刊行記念 あさのあつこインタビュー
ブックガイド 青木千恵 戦後生まれの作家が受け継ぐ「戦争」の記憶
【新連載】
●青春ミステリー 彩坂美月「向日葵を手折る」
【読み切り小説】
●幻の短編 特別掲載 榎田ユウリ「夜のともだち」
●一挙150枚 羽田圭介「飢える虚像」
●短編 河原千恵子「シオンの恋」
【好評連載&シリーズ】
●朝倉かすみ「地図と年表」
●伊吹有喜「彼方の友へ」
●越智月子「花の命は短くて……」
●瀧羽麻子「ふたりのルール」
●畑野智美「デザイナーは、電車の中」
●水生大海「ランチ合コン探偵 そこに愛はあるのかい?」
【エッセイ】
●エッセイ 「紡」から生まれた新刊によせて
はらだみずき「今、本を手にして」 穂高 明「憧れカノープス」
●巻頭エッセイ「はじめての物語」(3) 大島真寿美「物、語る」
●連載エッセイ 華恵「きょう、何食べた?」