アルハンブラの誘惑

安藤まさ子著（アンドウ マサコ）

翻訳家でありエッセイストである著者が、スペインの首都マドリードから、グラナダへ移り住むことから本書の幕が開きます。太陽輝くスペイン南部、アンダルシア地方の中心地グラナダは、アルハンブラ宮殿があることで知られています。同じスペインでありながら、初めてのアンダルシアでは驚くことばかり。恋人やその家族、友人たちとの日々の生活の中で、地元の人々の生活やライフスタイル、文化に触れ、ショックを受けたり、感動したり。スペイン生活二十年を越える今も、異文化に驚きながら暮らす様子を、ユーモラスに、そしてときに メランコリックに綴ります。