地理がわかれば陣形と合戦がわかる 戦国の地政学
乃至政彦監修(ナイシ マサヒコ)
新書判 224ページ
2017年11月02日発売
価格 935円(税込)
ISBN 978-4-408-00906-3
在庫あり
布陣と地図から読み解けば戦う前から合戦の結果が見えてくる!?
布陣と地図から読み解けば
戦う前から合戦の結果が見えてくる!?
〝地政学〟を知れば、戦国のターニングポイントがわかる
「桶狭間の戦い」で、今川義元があの場所で休息した理由は。
足利義昭はなぜ、東ではなく西へ落ちのびた?
十数段の陣を突破されても、「姉川の戦い」で織田信長はなぜ勝てたのか……。
戦国時代の合戦、諸大名の勢力の変遷を、地理や地形のフィルターをかけて見れば、
戦略や戦術の正しさや、戦国の奇跡の裏側がまざまざと浮き上がってくる!
■第一章 地理的制約と各国大名の長期戦略
峠を越え遠征を繰り返した上杉謙信はなぜ関東に領土を広げられなかったのか?
地方の小領主から一代で大大名へ 毛利元就の飛躍を可能にした要因
北条氏康はなぜ一介の小城・関宿城に執着し続けたのか?
長宗我部元親の四国統一戦の拠点 白地城の地理的にみる重要性
■第二章 布陣と地形図から合戦を読み解く
川中島の戦い/『甲陽軍鑑』からひも解く 謎多き第四次川中島合戦の真相
上田城の戦い/地元ならではの地理的知識を最大限活用した知略を徹底分析
厳島の戦い/大勝利の要因は謀略のみにあらず
■第三章 〝戦国の奇跡〟を地政学で分析
唐沢山城の戦い/北条軍3万5000vs謙信軍40騎!奇跡の敵中突破の真相をひも解く
本能寺の変/明智を倒すべく81キロを一日で走破‼中国大返しを可能にした三条件とは
沖田畷の戦い/龍造寺軍はなぜ〝釣り野伏せ〟にまんまとかかってしまったのか?
桶狭間の戦い/最前線で地理と天候を読む信長VS義元の戦術の妙
■第四章 関ヶ原の戦いの真相はこうだった
〝大阪方の勝利は必定なり〟は嘘? メッケルの慧眼は陣形論で覆る
毛利秀元の大軍・1万5000はなぜ南宮山から動かなかったのか?
秀秋の本当の寝返りタイミングと戦いの推移へ与えたその影響
三成はなぜ一度は籠った大垣城を捨て野戦を選んだのか?
本戦の長期化を前提とした稀代の策士・官兵衛の九州平定戦略
■第五章 戦国の〝地政学的〟基礎知識