「カラー版 モナ・リザはなぜルーヴルにあるのか」書影

カラー版 モナ・リザはなぜルーヴルにあるのか イタリアにダ・ヴィンチを訪ねる旅

佐藤幸三(サトウ コウゾウ)

新書判 176ページ

2011年04月21日発売

価格 1,100円(税込)

ISBN 978-4-408-00833-2

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モナ・リザがイタリアからフランスに渡った経緯とは。

ルネサンスを代表する「万能の人」レオナルド・ダ・ヴィンチは、その生涯をイタリア各地で創作活動をして過ごしました。現在イタリアに残る彼の代表作として、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィア教会の「最後の晩餐」が有名です。ほかにも、フィレンツェ・ウフィツィ美術館の「受胎告知」やヴェネツィア、サン・ジョヴァンニ・エ・パオロ広場の「コレオーニ騎馬像」など、ダ・ヴィンチの仕事はイタリア各地に残っています。そこで本書では、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマといった大都市のほか、パヴィア、マントヴァ、ウルビーノ、イモラ、ボローニャなど、イタリア各地に残る、彼が生きた15世紀の面影をたどります。また、現在はイタリア国外に流出してしまった「岩窟の聖母」や「モナ・リザ」などが描かれた背景にもふれます。代表作「モナ・リザ」は誰に依頼されて、誰をモデルに描いたのか。そして、フィレンツェで描かれたモナ・リザがなぜ今はルーヴルにあるのか……。