からだにいい飲泉湯治の旅

野口冬人著（ノグチ フユト）

＜源泉を飲む＞ことで直接からだに作用、だから飲泉は効く！
飲める“本物の温泉”を全国から53湯厳選して紹介

源泉をそのまま体に取り込む「飲泉」は、源泉のもつ成分が直接からだに作用するので、その効果は非常に大きい。その効能は入浴と併用することでさらに高まる。なかでも、糖尿病、痛風、肝臓病、便秘、そして一部の胃腸病にはとりわけ効果が大きく、飲泉の５大効能と言われる。飲泉のできる温泉地は、増えてきているとはいえ、衛生上の制約等からまだまだ限られている。飲泉可能となるには「新鮮な源泉」がそこに供給されていなければならないからである。つまり飲泉ができるということは、本物の温泉の証でもあるのだ。同時にそれは、温泉地の人たちの湯治への意識の高さと、湯治客へのホスピタリティ(旅行者を迎え入れるもてなしの精神)の高さを示すものでもある。本書は、温泉を歩いて40余年の湯治研究の第一人者が、取材し歩き貯めた中から優れた温泉地53カ所を厳選して、その飲泉事情を紹介する。
※巻末に、効能別の飲泉アドバイスと「温泉地別・飲泉と入浴の効能一覧」を記載。