「週刊小説2000年10/27号」書影

週刊小説2000年10/27号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2000年10月13日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20234-1027-00

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

特集は「ニッポン警察更生プラン」。相次ぐ不祥事ですっかり信頼を失ったニッポンの警察機構が”正義の味方”へと立ち直るためには何が必要なのか、警察小説のなかに理想を求める。「私の理想の警察」を語る、蛭子能収、河上和雄、久保博司、柘植久慶、久間十義、堀田力、宮崎哲弥の再生への提言エッセイ。斉藤直隆のルポ「警察組織と役職全解剖」。評論家西上心太の「警察小説」ブックガイド。そして、読み切り短編も警察小説の力作ばかり。森詠の”横浜狼犬”シリーズ「首輪のない犬」、広山義慶の司法調査員もの「ろくでなし、下町の夜」、今野敏の”東京湾臨海署安積班”シリーズ「最前線」、横山秀夫の”三ツ鐘署事件簿”「締め出し」、というハードボイルドな四編。三回集中連載の赤川次郎ユーモア・サスペンス「待ちわびた花嫁」は解決編。長編連載は佳境に入った柴田よしき「淑女の休日」、童門冬二「葉隠の名将鍋島直茂」、西村京太郎「金沢加賀殺意の旅」。エッセイや書評欄も充実し、秋の読書に最適。