「週刊小説2001年8/24号」書影

週刊小説2001年8/24号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2001年08月10日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20234-0824-01

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

特集は「この夏、最強のミステリー・ベスト10」。夏休みの読書におすすめの、人気ミステリー作品を紹介する。2001年上半期の話題作の中から、作家・評論家が選んだ国内・海外のミステリー作品を、アンケート集計、ベスト20作品を挙げた上で、今年の傾向を総評、各作品の読みどころをダイジェスト。栄えある第一位となったのは、国内は宮部みゆき『模倣犯』、海外はR・D・ウィングフィールドの『夜のフロスト』。読書の達人たちが太鼓判をおす傑作ミステリーのコラムも読みごたえたっぷりだ。
読み切り短編は、ミステリーの競作として、加納朋子「青い、空と海の果て」(前編)、五條瑛「引き潮の刻」、高嶋哲夫「クレイジー・サマー」、樋口明雄「銃声」、と手に汗握る名勝負ものがたりとして、三好徹「運命の一手」。連載長編としては、好評の西村京太郎の十津川警部トラベルミステリー「松本美ヶ原殺意の旅」、中村彰彦の時代ロマン老中松平信綱「知恵伊豆に聞け」、童門冬二の戦国時代長編「危機克服の名将武田信玄」、佐藤雅美の寺門静軒無聊伝「江戸繁昌記」の四作品。そのほか、北杜夫・赤瀬川原平・川本三郎・林望・泉麻人・酒井順子らの軽快な読み物&エッセイもユーモアいっぱいで、面白い。