「週刊小説2000年3/24号」書影

週刊小説2000年3/24号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2000年03月10日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20234-0324-00

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

今号の特集は「贈る言葉、贈られた言葉」――心に残る別れの名言――。
移ろいやすい世相のなかで、人はいろいろな希望や夢を抱きながら出会い、そして別れる。別れを題材にした小説作品は多い。人生にはさまざまな別離があり、大切な人との別離ほどいつまでも心に残る言葉を刻みつける。珠玉の名言は、出発へのはなむけであり、心の糧になる。そんなひと言を刻みつけた名作を紹介する特集。岩井志麻子、上原隆、島村洋子、福井晴敏のエッセイも心に迫る。
読み切り短編は六編。珠玉ロマンの常盤新平「春を待ちつつ」、阿部牧郎「元気の商人」と、ミステリー&サスペンスの辻真先「廃校の夜」、山崎洋子「永遠の恋人」、高嶋哲夫「フェイス」、戸梶圭太「小さく濡れた部屋」。連載長編の斎藤栄「殺人花回廊」、柴田よしき「淑女の休日」、童門冬二「葉隠の名将鍋島直茂」も好評。
また林望の新連載エッセイ「リンボウ先生の詩歌甘言」がスタート。