「週刊小説2001年3/23号」書影

週刊小説2001年3/23号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2001年03月09日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20234-0323-01

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

特集は「大河ドラマ『北条時宗』の魅力」。今年のNHKの大河ドラマ「北条時宗」の見どころ、原作小説の読みどころを、作家の高橋克彦が熱く語った特別インタビューと、文永の役・弘安の役の二度にわたる蒙古襲来という国難に立ち向かった鎌倉武士の奮闘と、その習俗・社会をわかりやすく紹介する図説ガイド、また北条氏ゆかりの鎌倉を歩くための歴史探訪ガイドからなる構成で、元寇という危難を戦い抜いた北条一族の魅力がたっぷり。
読み切り短編は力作揃いの五編。時代小説として、早乙女貢が戦国かぶき者の奇譚を描く「たばこ禁止令」、南原幹雄が信長を撃いた男の真実に迫る「狙撃手」、渡辺房男が幕末から明治にかけての武家の悲哀を描く「東海道の沢庵漬」。ミステリー&サスペンスとして、多島斗志之が瀬戸内海の島々を結ぶ海上タクシーを舞台に送る推理劇「手を振る女」、北川歩実がダイエットに励む一家の事件を描く「密の味」。連載長編小説は、斎藤栄の二階堂警視シリーズ「天獄と地極楽」と、菊地秀行の学園スーパー伝奇アクション「ブルー・ランナー」の好評二本立て。北杜夫・川本三郎・赤瀬川原平・林望・酒井順子らのエッセイも楽しく、どこから読んでも面白い一冊。