週刊小説2000年2/25号

実業之日本社　（ジツギョウノニホンシャ ）

本好きのための小説＆文芸情報誌

創刊29周年記念号の巻頭特集は、注目の文学賞受賞作家が明かす「私の創作手法」。高樹のぶ子・花村萬月のインタビュー、藤田宜永・香納諒一のエッセイほか、平成に入って以来、直木賞をはじめ一段と充実度が高まる各文学賞の傾向を分析する。新連載として、童門冬二の傑作時代小説『葉隠の名将鍋島直茂』がスタート。読み切り短編は田中小実昌、勝目梓、菊地秀行、津原泰水の力作ぞろい。二回完結の短編、西村京太郎の『十七年の空白』は猟奇連続殺人に十津川警部が挑む。連載長編は斎藤栄、夢枕獏、柴田よしき。エッセイ陣に、赤瀬川原平、石川英輔、北杜夫、川本三郎、酒井順子、綱島理友、渡辺和博などバラエティ豊富。新刊情報も満載。