「週刊小説2001年2/23号」書影

週刊小説2001年2/23号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2001年02月09日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20234-0223-01

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

特集は「冬、戦慄のホラー小説」。このところ充実ぶりのめざましい日本のホラー小説の魅力を紹介し、たっぷりと恐怖を味わっていただこうという企画。最新作『岡山女』が直木賞候補となり、注目を集める岩井志麻子への特別インタビューを巻頭に、評論家東雅夫の作家ガイド「ホラー・ジャパネスクの妖花たち」や、三橋暁のブックガイド「現代ホラーの潮流をめぐって」では、現在の隆盛を支える人気作家たちの秀作をガイダンス。
また読み切り短編は、高橋克彦が記憶喪失者の秘密を描く「隠れ里」、森真沙子の“海の記憶ノート”シリーズ「百合の墓」、雨宮町子の古い日時計が巻き起こす学園スリラー「Q中学異聞」、戸梶圭太が異常なメールに始まる怒りと恐怖を描く「あやまれ」、田中啓文のオバカな子作りホラー「赤ちゃんはまだ?」、近藤史恵の清掃作業員キリコが謎に迫るミステリー「シンデレラ」。
連載長編小説は、斎藤栄の二階堂警視シリーズ「天獄と地極楽」と、菊地秀行の学園スーパー伝奇アクション「ブルー・ランナー」の好評二本立て。北杜夫・川本三郎・赤瀬川原平・林望・酒井順子らのエッセイも楽しい、読み応えたっぷりの一冊。