「週刊小説2000年12/8号」書影

週刊小説2000年12/8号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2000年11月24日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20232-1208-00

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

巻頭特集は「美酒に酔いしれて…」。初冬の宵のひとときを贅沢に彩るお酒の愉しみについての本の特集。女性作家によるエッセイは岩井志麻子、恩田陸、鷺沢萠 、島村洋子、服部真澄の五氏がエピソードを語る。ブックガイドとしては、重金敦之が料理とお酒の専門家の書いた名著を紹介、吉田伸子が小説に描かれた酒の名場面を拾い読みする。枝川公一による懐かしい味わいのある文壇バーガイドも面白い。お酒にまつわる読切短編は、常盤新平「忘れた傘」、内海隆一郎「温々亭の話」、加堂秀三「鯉」、浅黄斑「赤い酒の秘密」の四編。ほかに傑作時代小説二編、北原亞以子の「海流」と塚本青史の「黥布」、また熊谷達也のミステリアスな物語「座敷童子の夏」を掲載。
好評長編連載には菊地秀行の伝奇アクション「ブルー・ランナー」、清水義範のユーモア推理「やっとかめ探偵団と唐人お吉」。ますます好調なエッセイ&読み物の連載も楽しく、読み応えたっぷり。