「週刊小説2000年11/10号」書影

週刊小説2000年11/10号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2000年10月27日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20232-1110-00

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

特集は「三島由紀夫、耽美的な文学と愛」。壮絶な死から30年、いまもなお多くの読者を魅了してやまない三島文学の魅力の一端を紹介する。富岡幸一郎の評論、猪瀬直樹・小池真理子・中村彰彦のエッセイ、安藤武を案内人とするブックガイド、30年めに公開された新資料情報など、三島作品の原点を考え、彼の先鋭的な時代意識に触れるためのガイド。
読み切り短編は「官能と愛の特集」。阿部牧郎「黒い瞳」、水上洋子「もう一度、夢の続きを」、安西水丸「友だち」、谷村志穂「私からの風船」、神崎京介「雨の匂い」、山科薫「不都合な面影」。本能的な衝動に引かれるまま、大切な時間を共有する二人の愛の姿を描いた力作揃い。新連載長編に、清水義範の傑作ユーモア推理「やっとかめ探偵団と唐人お吉」がスタート! 連載中の西村京太郎「金沢加賀殺意の旅」、童門冬二「葉隠の名将鍋島直茂」、柴田よしき「淑女の休日」はいよいよ佳境。赤瀬川原平、北杜夫、川本三郎、酒井順子、林望らの好評エッセイや書評も盛りだくさん。