「週刊小説2001年9/14号」書影

週刊小説2001年9/14号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2001年08月24日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20232-0914-01

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

特集は「エクスタシーの焦熱」。森奈津子、安西水丸、藍川京、前川麻子による性愛ロマンの短編が勢ぞろい。いずれも読者の官能を刺激する佳作です。
読み切り短編は、奇妙なアルバイトを請け負った学生達に襲いかかる怪異を描くホラー、雨宮町子「這いのぼる悪夢」。戦慄の作品です。また、加納朋子の「青い、空と海の果て」の後編がしみじみとした余韻を残します。連載長編としては、好評の西村京太郎の十津川警部トラベルミステリー「松本美ヶ原殺意の旅」、中村彰彦の時代ロマン老中松平信綱「知恵伊豆に聞け」、童門冬二の戦国時代長編「危機克服の名将武田信玄」、佐藤雅美の寺門静軒無聊伝「江戸繁昌記」の四作品。そのほか、北杜夫・赤瀬川原平・川本三郎・林望・泉麻人・酒井順子らの軽快な読み物&エッセイもユーモアいっぱいで、面白い。