「週刊小説2001年6/8号」書影

週刊小説2001年6/8号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2001年05月25日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20232-0608-01

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

特集は「熱く野球を語れ!」。野茂や佐々木に次いで大リーグ入りしたイチローや新庄たちの活躍で日米の野球の見方がが変わりつつある今、「読むベースボール決戦」というテーマで、野球ファンとして知られる作家・著名人がエッセイを綴った。有栖川有栖、井沢元彦、えのきどいちろう、新宮正春、周防正行、宮本昌孝の各氏がそれぞれに好きなチーム・好きな選手について持論を展開。またキッチュなベースボールグッズを語らせたら一番面白い綱島理友の懐古エッセイ「ベースボール・メモラビア」や、野球を主題にした名作ブックガイドをノンフィクション部門は小関順二がまとめ、フィクション部門は豊崎由美が紹介する。
読み切り短編は、野球小説として谷村志穂の「左腕からのメッセージ」、堂場瞬一の「四分の三回転」。珠玉ロマンとして村松友視※の「蜃気楼」、時代小説は津本陽「鉄砲無頼記」と出久根達郎の「生きとむらい」。ミステリーに横山秀夫「又聞き」、という充実の六本。長編は、西村京太郎「松本美ヶ原殺意の旅」、童門冬二「危機克服の名将武田信玄」、菊地秀行「ブルー・ランナー」が好評連載中。また、北杜夫、川本三郎、林望、泉麻人、酒井順子など、エッセイ陣もバラエティに富んでいて楽しい。

村松友視――正しくは村松友【ミ】(示すへんの右側に見という字)