「週刊小説2001年5/11号」書影

週刊小説2001年5/11号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2001年04月27日発売

価格 503円(税込)

雑誌コード 20232-0511-01

在庫なし

本好きのための小説&文芸情報誌

特集は「読むアウトドア・ライフ」。小説やエッセイなどに描かれた山や川などの自然に親しみ、アウトドアの先達に野外趣味の楽しさを学び、四季のうちでもアウトドア・ライフにもっとも良い季候に、書斎からフィールドへといざなう。作家エッセイには、斎藤純、谷村志穂、西木正明、羽太雄平、本山賢司が登場。また没後二五年のいまも読みつがれる辻まことの魅力に迫る作家ガイド、アウトドアライティングの名作案内も面白い。
小説は、西村京太郎の新連載長編トラベル・ミステリー、十津川警部が活躍する「松本美ヶ原殺意の旅」がスタート。また短期集中連載の赤川次郎のユーモアサスペンス「花嫁は心中しない」の第二回。ほかに読み切り短編小説には、高橋義夫「おっつけ舞い」と塚本青史「韓信」の時代物二編、熊谷達也のアウトドアロマン「メリイ」、鯨統一郎の本格推理「温故知新」。そのほか、連載では、斎藤栄の長編ミステリー二階堂警視シリーズ「天獄と地極楽」が最終回を迎えすべての謎が明らかに。菊地秀行のスーパー伝奇アクション「ブルー・ランナー」もパワー全開。エッセイには赤瀬川原平・北杜夫・川本三郎・林望・酒井順子・綱島理友らの軽快な読み物も楽しい。