ライダースクラブ2021年12月号
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
スポーツライディングを楽しむライダーのバイク誌
○巻頭特集:長く、重い1秒。
スポーツライディングを解き明かす、ライテク新シリーズ。今月は「1秒」をキーワードに、バイクにまつわる様々な現象を解明していく。
1秒というわずかな時間の間に、バイクのエンジン、サスペンション、電子制御部品はどれだけのパフォーマンスを発揮しているのだろうか? レースの世界においては、1秒でどれだけの差が付いてしまうのか? 具体的な数字を提示しながら、1秒の重みを読者の皆さまにも体感していただきます。
わずか「1000分の1秒」で天国と地獄ほどに結果が変わるのが世界GPの舞台。
中野真矢さんは、0.014秒差で世界チャンピオンを逃してしまったことより、もっと悔しいレースがあるという。
1992年の全日本選手権で、岡田忠之さんと伝説的な「同着劇」を展開した原田哲也さん。長く、苦しいレースを終えてなお、雌雄が決しないと分かったとき、彼は何を考えたのか。
青木宣篤さんには、コーナリングの1秒の間にライダーが何をしているのかを解説。ライテク向上につながるよう、レクチャーしていただきました。
○短期集中APRILIA全力インプレッション!
TUONO V4 Factoryに中野真矢さんと原田哲也さんが試乗!
他社を一歩リードする、アプリリア独自の最新電子デバイスが満載のTUONO V4 Factory。本来レースとは無縁のマシンでありながら、新たな制御を加えたエンジンマネジメント、セミアクティブサスペンション、そしてウイングレットを含むエアロダイナミクスなど、速さへの欲求がムンムンと漂っている。はたしてのそのパフォーマンスとは? 元アプリリアのファクトリーライダーだった、中野さん、原田さんの2人に解き明かしてもらいました。
○独自レポート/BMW MotoGPマシン開発プロジェクト
BMWはMotoGP参戦を目指し、あるマシンを開発していた。しかし参戦目前まで迫ったプロジェクトは、その目的を達成しないまま泡と消えてしまった……。後にS 1000 RRの開発へと繋がった、MotoGPマシン開発秘話をレポートします。