月刊J-novel2014年12月号
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判
2014年11月15日発売
価格 560円(税込)
雑誌コード 05103-1200-14
在庫なし
挑戦する文芸誌
今号の特集テーマ「夜汽車に捧ぐ」。たくさんの小説のモチーフになりながらも、時代の流れに押されて消えゆこうとする夜汽車。作家諸氏にさまざまな形で、夜汽車愛を綴っていただきました。小説は荻原浩氏、長嶋有氏。エッセイは内田康夫氏、恩田陸氏、西村健氏、能町みね子氏、ショートショートは田丸雅智氏、両角長彦氏が登場。似鳥鶏氏には寝台特急乗車ルポをご執筆いただきました。
安達瑶氏の短期集中連載「さらば愛しき」、藍川京氏の新シリーズ「女燃えの時期」がそれぞれスタート。早くも胸が騒ぐ展開です。彩瀬まる氏の「春をわたる列車に乗って」は小説誌「紡」よりお引っ越し。今後にご期待ください。五十嵐貴久氏の長編ラブコメディー「学園天国」は今号で最終回を迎えました。2015年2月発売予定の単行本をお楽しみに!
充実の連載小説は、あさのあつこ氏の江戸深川職人物語「風を繍う」、熊谷達也氏の青春小説「ティーンズ・エッジ・ロックンロール」、七尾与史氏の美人歯科医の事件カルテ「表参道・リドルデンタルクリニック」、花房観音氏の性愛サスペンス「好色入道」、葉室麟氏の傑作時代小説「草雲雀」、山本幸久氏のユーモア小説「天晴れアヒルバス」、いずれも好調です! 近藤史恵氏の「女清掃人探偵」シリーズも注目の展開です。
11月の新刊『地図とスイッチ』刊行に寄せて朝倉かすみ氏に、12月の新刊『ルール』刊行に寄せて堂場瞬一氏に、それぞれ作品の背景を語ったエッセイをご執筆いただきました。
連載エッセイ伊東潤氏「敗者烈伝」、津村記久子氏「枕元の本棚」、今号も好調です! 年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」は園子温氏、物語にまつわる“はじめて”をつづる「はじめての<物語>」は田村優之氏、自由なテーマでベスト3を語る「私の○○ベスト3」は碧野圭氏、ふるさと・家への思いを綴る「ホーム home」は秋吉理香子氏、気鋭の作家によるエッセイ「オン・ステージ」には土橋章宏氏、名取佐和子氏が登場です。書評ページJ’s Book Bar(石井千湖氏、北上次郎氏、縄田一男氏、大矢博子氏、ジュンク堂書店郡山店 郡司めぐみ氏)など読み応えたっぷりです。