月刊J-novel2016年10月号
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判
2016年09月15日発売
価格 560円(税込)
雑誌コード 05103-1000-16
在庫なし
挑戦する文芸誌
連載小説2本が最終回を迎えました。
江上剛さんの金融ミステリー「銀行支店長、追う」は〈いきなり文庫〉で17年2月、
西村京太郎さんのトラベル・ミステリー「札沼線の愛と死 新十津川町を行く」は
ノベルス判で17年冬頃、それぞれ刊行予定です。ご期待ください。
9月上旬、小誌連載から生まれた人気シリーズの最新刊が2冊刊行されました。小路幸也さんの珈琲店ミステリー、〈ダイ〉シリーズ第4作『スローバラード Slow ballad』。そして山本幸久さんのアヒルバスシリーズ待望の続編『天晴れアヒルバス』です。両氏に創作背景エッセイをご寄稿いただきました。いずれも、どうぞお読み逃しなく!
連載小説陣は今号も充実。鯨統一郎さんの短期集中連載「歴女学者探偵・信濃川殺人紀行」第2弾「利根川殺人紀行」がスタートしました。赤川次郎さんの花嫁シリーズ「綱わたりの花嫁」、青柳碧人さんの連作「彩菊と夢幻コロポックル」、天祢涼さんのライト本格ミステリー「探偵ファミリーズ」、西條奈加さんの政界エンタテインメント「1.8 小町バトル」、柴田よしきさんの家族ドラマ「君がいた夏は」、馳星周さんのネイチャーサスペンス「神(カムイ)の涙」、いずれも好調です。
新作映画「永い言い訳」の公開を控えた西川美和さんの連載エッセイ「映画にまつわるXについて」。今回のXは「音楽」です。今作で西川監督が作中音楽を生み出していった過程が余すところなく語られます。年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」には堂場瞬一さんが登場。作家デビュー前「34歳」のエピソードが描かれます。自由なテーマでベスト3を語る「私の〇〇ベスト3」には青崎有吾さん、気鋭作家によるコラム「オンステージ」には大倉崇裕さんが登場です。書評ページ「J’s Book Bar」コーナー、今回は、石井千湖、北上次郎、縄田一男、大矢博子の四氏が担当です。
話題作、注目作選びにぜひお役立てください!