月刊J-novel2014年10月号
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判
2014年09月13日発売
価格 560円(税込)
雑誌コード 05103-1000-14
在庫なし
挑戦する文芸誌
久坂部羊氏『いつか、あなたも』刊行にあわせ、要注目のジャンル「医療小説」を考察する特集を組みました。「医療小説」という用語を最初に提唱した海堂尊氏、歯科が舞台のミステリーを小誌で連載中の七尾与史氏ほか、仙川環氏、知念実希人氏、和田はつ子氏と第一線で活躍する医療小説の書き手が一堂に会しました。東えりか氏のブックガイドも充実の内容です。じっくりご堪能ください。水生大海氏には新刊『ランチ合コン探偵』刊行に寄せてエッセイをご執筆いただきました。
感動作『ある日、アヒルバス』のバスガイド・デコが帰ってきました。山本幸久氏「天晴れアヒルバス」、待望の連載スタートです! 新鋭・大山誠一郎氏の新シリーズ「アリバイ崩し承ります」の美少女・美谷時乃の推理も必読! ヒロインたちの活躍にご期待ください。今野敏氏の警察小説「マル暴甘糟」、中山七里氏の悪女一代記「嗤う淑女」、西村京太郎氏の長編トラベルミステリー「八月十四日夜の殺人」、水沢秋生氏のミステリー「一之瀬英二の足元」が最終回を迎えました。それぞれ、この冬に刊行予定です。お楽しみに。
充実の連載小説は、赤川次郎氏のユーモア・サスペンス「四次元の花嫁」、五十嵐貴久氏の長編ラブコメディー「学園天国」、熊谷達也氏の青春小説「ティーンズ・エッジ・ロックンロール」、七尾与史氏の美人歯科医の事件カルテ「表参道・リドルデンタルクリニック」、葉室麟氏の傑作時代小説「草雲雀」、いずれも好調です! 強力シリーズの青柳碧人氏の釣り合いむかしばなし「彩菊と呪われた千手観音」、春口裕子氏がママ友の憂鬱を描く「一緒がいい」、真梨幸子氏の同窓会イヤミス「小出志津子の証言」いずれも必読の展開です。
連載エッセイ伊東潤氏「敗者烈伝」、津村記久子氏「枕元の本棚」、西川美和氏「映画にまつわるxについて」、三浦しをん氏「ぐるぐる博物館」今号も好調です! 年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」は垣根涼介氏、物語にまつわる“はじめて”をつづる「はじめての<物語>」は小松エメル氏、自由なテーマでベスト3を語る「私の○○ベスト3」は森川智喜氏、ふるさとへの思いを綴る「ホーム home」は田丸雅智氏、気鋭の作家によるエッセイ「オン・ステージ」には杉野希妃氏が登場です。書評ページJ’s Book Bar(石井千湖氏、北上次郎氏、大矢博子氏、未来屋書店海老名店・西和美氏)など読み応えたっぷりです。