「月刊J-novel2015年8月号」書影

月刊J-novel2015年8月号

実業之日本社(ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2015年07月15日発売

価格 560円(税込)

雑誌コード 05103-0800-15

在庫なし

挑戦する文芸誌

今号の特集は「商店街ラプソディ」です!
コンビニや大型商業施設が増加する昨今ですが、地域ごとに異なった顔つきを見せる商店街の魅力には代えがたいものがあるはず。豪華執筆陣による「商店街愛」に溢れる小説&エッセイをお楽しみください。エッセイは、荻原浩氏、西條奈加氏、村山早紀氏、森見登見彦氏、柚木麻子氏。小説は、碧野圭氏、阿川大樹氏、蒲原二郎氏、堀内公太郎氏。西村健氏には商店街酩酊ルポをご執筆いただきました。先月号から始まった、表紙の「書き出しの一文」は、森見登見彦氏です!

弊社刊行の小説2作がドラマ化、7月から放送がスタートしました! 原作者の池井戸潤氏、山本幸久氏がそれぞれ、編集部とともに撮影現場を訪問。現場レポートを掲載しています。池井戸潤氏『不祥事』(ジョイ・ノベルス)が原作の「花咲舞が黙ってない」は杏さん主演で日本テレビ系。山本幸久氏『ある日、アヒルバス』は、藤原紀香さん主演。同名タイトルでNHK BSプレミアム。山本氏は、連載中の続編「天晴れアヒルバス」にもご注目ください!

発売中の小社新刊から、『表参道・リドルデンタルクリニック』の七尾与史氏、『水族館ガール2』の木宮条太郎氏に創作の背景や作品にこめた思いをエッセイとしてご執筆いただいています。また今号は、二作が最終回。衝撃の展開に圧倒される、草凪優氏の恋愛×犯罪サスペンス「黒闇」は、大幅に改稿して九月に単行本化予定。二年にわたり戦乱の世の敗者にスポットをあてた連載エッセイ、伊藤潤氏「敗者列伝」は来年四月に刊行予定です。

その他、充実の連載小説は、あさのあつこ氏の江戸深川職人物語「風を繍う」、大島真寿美氏が或る女の生涯を綴る「ツタよ、ツタ」、小路幸也氏の喫茶店ミステリー「スローバラード」、仁木英之氏の歴史小説「豪勇千臂」、西村京太郎氏の長編トラベル・ミステリー「北陸新幹線殺人事件」、森沢明夫氏のお仕事青春小説「たまちゃんのお使い便」、いずれも好調です! 読み切り短編では、文庫『現場痕』の北上秋彦氏が登場。車浮代氏は「江戸落語」シリーズです。

エッセイは、津村記久子氏の好評連載「枕元の本棚」、年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」は似鳥鶏氏、物語にまつわる“はじめて”をつづる「はじめての<物語>」は柚月裕子氏、自由なテーマでベスト3を語る「私の○○ベスト3」は葉月奏太氏、ふるさとへの思いを綴る「ホーム home」は福澤徹三氏、気鋭の作家によるエッセイ「オン・ステージ」には矢崎存美氏が登場です。書評ページJ’s Book Bar(石井千湖氏、北上次郎氏、縄田一男氏、大矢博子氏、ヤマト屋書店仙台三越店 鈴木典子氏)など読み応えたっぷりです。