月刊J-novel2015年7月号
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判
2015年06月15日発売
価格 560円(税込)
雑誌コード 05103-0700-15
在庫なし
挑戦する文芸誌
今号で誌面リニューアルから満一年を迎え、新連載2本が始まりました。
小誌初登場となる大島真寿美氏の「ツタよ、ツタ」は、琉球王国の元・士族の娘を主人公に、数奇な運命に翻弄された女の生涯を描きます。柴田よしき氏のシリーズ「君がいた夏は」は、甲子園球場のビジター応援席に通いつめる「野球女子」とその家族をめぐる物語です。今後の展開にご期待ください! 表紙には、両氏の小説の冒頭部を掲載しています。これから1年間、新連載や初登場の方を中心に「書き出しの一文」を載せていく予定です!
発売中の小社新刊から、熊谷達也氏にはインタビューで、連載も好評だった安達瑶氏には対談風エッセイ、原田ひ香氏、山口恵以子氏にはエッセイで、創作の背景や作品にこめた思いを語っていただきました。青柳碧人氏の算術むかしばなし「彩菊」シリーズはいよいよ最終話! 秋に単行本化を予定しています。
充実の連載小説は、あさのあつこ氏の江戸深川職人物語「風を繍う」、草凪優氏の恋愛×犯罪サスペンス「黒闇」、小路幸也氏の喫茶店ミステリー「スローバラード」、田牧大和氏の時代シリーズ「小菊、揺れる」、仁木英之氏の歴史小説「豪勇千臂」、西澤保彦氏の腕貫探偵シリーズ「指輪もの騙り」、西村京太郎氏の長編トラベル・ミステリー「北陸新幹線殺人事件」、春口裕子氏のママ友イヤミス「うちの子が主役(センター)」、深町秋生氏の警察小説「死は望むところ」、森沢明夫氏のお仕事青春小説「たまちゃんのお使い便」、山本幸久氏のユーモア小説「天晴れアヒルバス」、いずれも好調です!
連載エッセイは、伊東潤氏「敗者烈伝」、津村記久子氏「枕元の本棚」、西川美和氏「映画にまつわるXについて」、三浦しをん氏「ぐるぐる博物館」と充実! 年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」は伊坂幸太郎氏、物語にまつわる“はじめて”をつづる「はじめての<物語>」は岡崎琢磨氏、自由なテーマでベスト3を語る「私の○○ベスト3」は芦沢央氏、ふるさとへの思いを綴る「ホーム home」は竹吉優輔氏、気鋭の作家によるエッセイ「オン・ステージ」には小島環氏が登場です。書評ページJ’s Book Bar(池上冬樹氏、友清哲氏、大矢博子氏、ジュンク堂書店旭川店 高田学氏)など読み応えたっぷりです。