月刊J-novel2011年7月号
実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )
A5判
2011年06月15日発売
価格 576円(税込)
雑誌コード 05103-0700-11
在庫なし
生まれたての物語をあなたに
今号はリニューアル特集号!
実業之日本社は今年、文芸書を出版して100年という節目の年を迎えます。これを記念して、今号から一年間、新シリーズ企画「実業之日本社から生まれた心に響く百年の名作」を掲載します。第一弾の今号は、坂口安吾の「堕落論」。当社から刊行されていた雑誌『文藝季刊』に掲載された「堕落論(続堕落論)」の復刻ほか、読み応えたっぷりでお届けします。
リニューアルを記念したエッセイ特集のテーマは「夏の宿題」。安東みきえ、タナダユキ、中山七里、能町みね子、早見和真各氏によるエッセイの競演です。さらに、今月新刊『刀伊入寇』を上梓された葉室麟氏がエッセイを寄せてくださいました。今号の短編は、宇江佐真理氏の時代小説「酒田さ行ぐさげ」、真藤順丈氏の映画制作シリーズ「魔弾の射手」、平安寿子氏の新連載シリーズ「愛とか恋とか――婚活の外へ」、千早茜氏の桜をめぐる幻想小説シリーズ「花のいろ」。いずれも、個性きわだつ傑作ぞろいです。
好評の連載小説は、岩井三四二氏の時代小説「霧の城」、門井慶喜氏のサスペンス「竹島」、香納諒一氏の社会派サスペンス「レミングの荒野」、小手鞠るい氏の現代小説「あなたにつながる記憶のすべて」、中村彰彦氏の真田三代風雲録「第二次上田合戦」、西村京太郎氏のトラベルミステリー「十津川警部 西武新宿線の死角」、貫井徳郎氏の現代小説「微笑む人」、原田マハ氏の“政界ダイアリー”「総理の夫 First Gentleman」、宮木あや子氏の爆笑乙女ノベル「学園大奥」。
「私のたからもの」は、桂望実氏が登場です。連載エッセイの北杜夫氏「マンボウ夢草紙」、佐藤和歌子氏の「駅をめぐる風」、出久根達郎氏の「今月号の旧刊誌」、津村記久子氏の「枕元の本棚」も快調です。新鋭作家が登場するエッセイ「オン・ステージ」(神田茜、深木章子両氏)、書評ページJ’s Book Bar(末國善己、瀧井朝世、香山二三郎、勝木書店 海東正晴各氏)など読み応えたっぷりです。