月刊J-novel2016年6月号
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判
2016年05月14日発売
価格 560円(税込)
雑誌コード 05103-0600-16
在庫なし
挑戦する文芸誌
新連載2本が始まりました。「彼女の恐喝」は、ベテラン作家・藤田宜永氏にとって初となる「女性が主人公」のサスペンス長編。西條奈加氏「1.8 小町バトル」は少子化問題を主題に、女性国会議員の奮闘を描く痛快なストーリー。いろいろなタイプの女性が活躍しそうな予感。今後の展開にご注目ください!
表紙をモデルチェンジしました。「公園遊具」写真集で人気のフォトグラファー木藤富士夫氏の作品が、これから1年間小誌の顔となります。毎回「これも遊具なの!?」と驚くような写真を掲載する予定です。ご期待ください。
小誌連載から2冊の単行本が生まれ、6月上旬に刊行されます。森沢明夫氏『たまちゃんのおつかい便』、春口裕子氏『悪母』、それぞれの創作背景エッセイをお書きいただきました。また、5月刊行の今野敏氏『マル暴総監』刊行を記念し、文芸評論家の関口苑生氏に、今野敏氏の警察&任侠小説シリーズの魅力について解説していただきました。いずれもお読み逃しなく!
充実の小説陣は、赤川次郎氏の花嫁シリーズ「綱わたりの花嫁」、天祢涼氏のライト本格ミステリー「探偵ファミリーズ」、五十嵐貴久氏「ベスト・フレンズ・ウエディング」、江上剛氏の金融ミステリー「銀行支店長、走る」、大島真寿美氏が或る女の生涯を綴る「ツタよ、ツタ」、鯨統一郎氏「石狩川殺人紀行」、柴田よしき氏の家族ドラマ「君がいた夏は」、中島要氏「御徒の女」シリーズ、西村京太郎氏のトラベルミステリー「札沼線の愛と死 新十津川町を行く」、馳星周氏のネイチャーサスペンス「神(カムイ)の涙」、いずれも好調です。今回で最終回を迎えた小路幸也さん『スローバラード』は9月に単行本として、安達瑶さんのシリーズは『悪徳探偵 お礼がしたいの』と題し、6月にいきなり文庫として刊行されます。お楽しみに!
年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」には乾くるみ氏、自由なテーマでベスト3を語る「私の〇〇ベスト3」には加藤実秋氏、気鋭作家によるコラム「オンステージ」には澤村伊智氏が登場です。書評ページ「J’s Book Bar」コーナー、今回は、石井千湖、北上次郎、縄田一男、大矢博子の四氏が担当です。話題作、注目作選びにぜひお役立てください!