月刊J-novel2016年5月号
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判
2016年04月15日発売
価格 560円(税込)
雑誌コード 05103-0500-16
在庫なし
挑戦する文芸誌
鯨統一郎氏「歴女学者探偵の殺人紀行」新シリーズがスタートます。今回は札幌の「石狩川」を舞台に歴女たちの推理が繰り広げられます。ご期待ください!
伊東潤氏の好評連載「敗者烈伝」が初夏に単行本化されるのを記念し、特別編「足利義政」を御寄稿いただきました。そして2016年4月刊の、近藤史恵氏『モップの精は旅に出る』刊行に際し、創作背景エッセイをお書きいただきました。
「第14回北区内田康夫ミステリ―文学賞」の特別賞2作を掲載します。「区長賞」は77歳の新人、宮城徳子さん「未完の自分史――遺棄した死体はそのままで」。「審査員特別賞」はALSという難病と闘いながら、初めてのミステリーを投稿して受賞となった嶋守恵之さん「情報協力」。ともに力作です。どうぞお読み逃しなく!
充実の小説陣は、赤川次郎氏の花嫁シリーズ「綱わたりの花嫁」、天祢涼氏のライト本格ミステリー「探偵ファミリーズ」、五十嵐貴久氏「ベスト・フレンズ・ウエディング」、江上剛氏の金融ミステリー「銀行支店長、走る」、大島真寿美氏が或る女の生涯を綴る「ツタよ、ツタ」、柴田よしき氏の家族ドラマ「君がいた夏は」、小路幸也氏の喫茶店ミステリー「スローバラード」、田牧大和氏「花簪職人四季覚」シリーズ、西村京太郎氏のトラベルミステリー「札沼線の愛と死 新十津川町を行く」、馳星周氏のネイチャーサスペンス「神(カムイ)の涙」、深町秋生氏「死は望むところ」、いずれも好調です!
連載エッセイ「映画にまつわるxについて」は第24回。今回のxは「孤独」です。年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」には、『やがて海へと届く』が静かな感動を呼んでいる彩瀬まる氏、「はじめての物語」には柴崎竜人氏、自由なテーマでベスト3を語る「私の〇〇ベスト3」には白井智之氏、気鋭作家によるコラム「オンステージ」には北川恵海氏が登場です。書評ページ「J’s Book Bar」コーナー、今回は、池上冬樹、友清哲、縄田一男、大矢博子の3氏が担当です。話題作、注目作選びにぜひお役立てください!