月刊J-novel2012年5月号
実業之日本社編(ジツギョウノニホンシャ )
A5判
2012年04月14日発売
価格 576円(税込)
雑誌コード 05103-0500-12
在庫なし
生まれたての物語をあなたに
今号は、著作が500冊を突破するという金字塔を打ち立てた西村京太郎氏を大特集! 初期の名作ミステリー「ホテルの鍵は死への鍵」、異色エッセイ「東京陸軍幼年学校四十九期生」の再録のほか、山前譲氏による500冊へ至るまでの軌跡解説など、盛りだくさんでお届けします。もちろん、大反響の新連載「十津川警部捜査行 わが屍に旗を立てよ」第二回も必読です。
今号の特別企画は、北区内田康夫ミステリー文学賞の十周年を記念して行われたスペシャルトークショーの模様を誌上で紹介。「浅見光彦の今を語る」と題して、内田康夫氏、テレビドラマで浅見役を務めた榎木孝明氏が語りあいます。また、本誌で連載され、ベストセラーとなった東川篤哉氏の「放課後はミステリーとともに」のドラマ化情報もお見逃しなく。
今号の短編は、梶よう子氏の諸色調掛同心・澤本神人シリーズ「宝の山」、村木嵐氏の「迷子札」。気鋭の作家がおくる完成度の高い力作時代小説です。どうぞご堪能ください。連載小説は、赤川次郎氏のユーモアミステリー「崖っぷちの花嫁」、荒山徹氏の時代小説「禿鷹の要塞」、石持浅海氏の本格推理小説「V(ブイ)」、江上剛氏の企業小説「人情支店長」、鯨統一郎氏の歴史ミステリー「纏向―箸墓殺人紀行」、小手鞠るい氏の現代小説「あなたにつながる記憶のすべて」、中村彰彦氏の時代戦記小説「真田三代風雲録」、原田マハ氏の“政界ダイアリー”「総理の夫 First Gentleman」、吉野万理子氏の現代小説「不惑ゆらゆら」、いずれも絶好調です。
「私のたからもの」は、滝田務雄氏が登場です。連載エッセイの出久根達郎氏の「今月号の旧刊誌」、津村記久子氏の「枕元の本棚」も快調です。気鋭の作家が登場するエッセイ「オン・ステージ」(佐々木裕一氏)、書評ページJ’s Book Bar(末國善己、朝井瀧世、香山二三郎、紀伊國屋書店横浜店川俣めぐみ各氏)など読み応えたっぷりです。