月刊J-novel2010年5月号

実業之日本社　（ジツギョウノニホンシャ ）

生まれたての物語をあなたに

今号は今野敏氏「任侠病院」、柄刀一氏「時の運送屋」、貫井徳郎氏「歩き続ける君へ」の３大連載がスタートします。人気シリーズと意欲作、どれも読み逃せません。短編は西澤保彦氏、東川篤哉氏のミステリー、山下貴光氏の現代小説です。また４月の小社新刊刊行にあたり『家族トランプ』の明野照葉氏、『攪乱者』の石持浅海氏、『星がひとつほしいとの祈り』の原田マハ氏に記念エッセイを寄せていただきました。「私のたからもの」は小手鞠るいさんが登場です。

連載小説では菊地秀行氏のスーパー伝奇小説「魔界都市＜J＞」が最終回となります。ほか赤川次郎氏のユーモア・サスペンス「花嫁リポーター街を行く」、香納諒一氏の社会派サスペンス「レミングの荒野」、近藤史恵氏の女清掃人探偵ミステリー「アルマジロのジレンマ」、小路幸也氏の青春小説「coffee blues」、中村彰彦氏の歴史小説「真田三代風雲録」、西村京太郎氏のトラベル・ミステリー「十津川警部　赤と白のメロディ」、東野圭吾氏の痛快サスペンス「白銀ジャック」が好評連載中です。

エッセイでは北杜夫氏「マンボウ夢草紙」、佐藤和歌子氏の「駅をめぐる風」、出久根達郎氏の「今月号の旧刊誌」も快調です。新鋭作家が登場するエッセイ「オン・ステージ」(大門剛明、円居挽両氏)、書評ページJ’s Book Bar(三橋暁、藤田香織、香山二三郎各氏)など読み応えたっぷりです。