「月刊J-novel2017年4月号」書影

月刊J-novel2017年4月号

実業之日本社(ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2017年03月15日発売

価格 560円(税込)

雑誌コード 05103-0400-17

在庫なし

挑戦する文芸誌

第15回北区内田康夫ミステリ―文学賞の受賞作が決定。
そして4月から小誌はWebマガジンに移行します!

第15回北区内田康夫ミステリ―文学賞の選考会が行われ、受賞作が決定しました。
厳しい選考を勝ち抜いた大賞・特別賞の受賞作と、
推理小説研究家・山前譲氏による講評を掲載しています。
詳細な選考経過は3月18日(土)に開催される授賞イベントで発表となりますので、
ご期待ください。

今号は、気鋭ミステリー作家諸氏に、力作をご寄稿いただいています。
長岡弘樹さんは、コンビニを舞台にした読み切り短編ミステリーを。
本年度吉川英治文学新人賞を受賞した本城雅人さん、警察小説で人気の安東能明さん、
ブラックなテイストが持ち味の両角長彦さんの三氏には、
“時間の制約がある中で展開するミステリー”をテーマに、筆をふるっていただきました。

あさのあつこさんの好評既刊『風を繍う』待望の第二シーズンがスタートです。
「風を纏う 縫箔屋丸仙草紙」で描かれる「おちえ」と「一居」のこれから、
ご期待ください。

充実の連載小説陣は、ブラックすぎる探偵社で暗躍する面々を描く人気シリーズ、
安達瑶さん「悪徳探偵Ⅲ」、梶よう子さんの新機軸時代ミステリー「商い同心事件帖」、
西條奈加さんの政界エンタテインメント「1.8小町バトル」、
柴田よしきさんの家族ドラマ「君がいた夏は」、
中山七里さんのダークヒロイン・ミステリ―「ふたたび嗤う淑女」、
花房観音さんの官能時代ミステリー「半乳捕物帖」、
藤田宜永さんのサスペンス「彼女の恐喝」、いずれも好調です。
長期間にわたる連載2本がフィナーレを迎えました。
小説では、丸4年にわたる隔月連載、深町秋生さんの警察バイオレンス「死は望むところ」。
エッセイでは、西川美和さん「映画にまつわるxについて」。
いずれも、近く小社より刊行されますので、どうぞお楽しみに。

伊兼源太郎さんの“静かで熱い警察小説”、
3月17日刊行の書き下ろし長編『密告はうたう』の刊行を記念し、
創作背景エッセイをご寄稿いただきました。

年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」には森見登美彦さん、
自由なテーマでベスト3を語る「私の〇〇ベスト3」には新庄耕さん、
気鋭作家によるコラム「オンステージ」には柞刈湯葉さんが登場です。
書評ページ「J’s Book Bar」コーナー、今回は、石井千湖、北上次郎、縄田一男、
大矢博子の四氏が担当です。話題作、注目作選びに、ぜひお役立てください!

最後になりましたが、読者の皆様へお知らせです。
2002年3月の創刊から丸15年、読者の皆様、執筆者の皆様に支えていただいた小誌は、
今号で紙の雑誌としての刊行を終え、4月からは「Webジェイ・ノベル」へ移行、
新たなチャレンジを行って参ります。
連載中の安達瑶、梶よう子、西條奈加、柴田よしき、中山七里、藤田宜永各氏の作品は
「Webジェイ・ノベル」に引き続き掲載の後、小社より刊行いたします。
「北区内田康夫ミステリー文学賞」についても、
来年度からは「Webジェイ・ノベル」にて受賞作と選考経過の発表を行います。
さらに、小社新刊の創作背景を綴るエッセイや著者インタビュー、
小社の刊行物に関連する映像をはじめとしたメディア化情報も、
積極的に発信して参ります。
4月以降はご不便をおかけしますが、お手元のパソコン、スマートフォン、
タブレット等の端末機器でアクセスしていただき、
変わらぬご支援とご愛読を賜りますよう、お願い申し上げます。