「月刊J-novel2017年2月号」書影

月刊J-novel2017年2月号

実業之日本社(ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2017年01月14日発売

価格 560円(税込)

雑誌コード 05103-0200-17

在庫なし

挑戦する文芸誌

花房観音さんの連載官能時代ミステリー「半乳捕物帖」がスタートしました。捕物帳の嚆矢とされる岡本綺堂氏の名作「半七捕物帳」をもじった、このインパクト抜群のタイトルに違わぬ“怪作”誕生の予感です。半乳親分の活躍っぷり、どうぞご期待ください!

充実の小説陣は、ブラックすぎる探偵社で暗躍する面々を描く人気シリーズ、安達瑶さん「悪徳探偵Ⅲ」、大山誠一郎さん「時計屋探偵とお祖父さんのアリバイ」、梶よう子さんの新機軸時代ミステリー「商い同心事件帖」、西條奈加さんの政界エンタテインメント「1.8 小町バトル」、柴田よしきさんの家族ドラマ「君がいた夏は」、白井智之さんの震撼警察ミステリー「ミミズ人間と青春のための殺人」、中山七里さんのダークヒロイン・ミステリ―「ふたたび嗤う淑女」、藤田宜永さんのサスペンス「彼女の恐喝」、いずれも好調です。

青柳碧人さんの好評シリーズ「彩菊あやかし算法帖」の最新作は、2か月連続の前後編でお届けしました。水戸藩に現れた「空飛ぶ舟」をめぐるお話でしたが、実際に1803年、UFOのような奇妙な物体とひとりの女性が常陸国の海岸に漂着した、という伝説もあるのだとか…。そして、本シリーズの第2ステージは、今回でひと区切りを迎えました。本年、小社より単行本として刊行予定です。発売時期等詳細は追ってお知らせしますので、お楽しみに!

西村健さん『バスを待つ男』の刊行を記念し、創作背景エッセイをご寄稿いただきました。東京都内各所――赤羽、池袋、北品川、錦糸町、青梅などを、元刑事がバスを乗り継ぎながら謎を追う「大人のミステリー」です。1月27日の刊行が待ち遠しい!

年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」には有栖川有栖さん、自由なテーマでベスト3を語る「私の〇〇ベスト3」は、ほしおさなえさん、気鋭作家によるコラム「オンステージ」には、浅ノ宮遼さんが登場です。
書評ページ「J’s Book Bar」コーナー、今回は、石井千湖、北上次郎、縄田一男、大矢博子の各氏が担当です。話題作、注目作選びにぜひお役立てください!