「月刊美術2001年10月号」書影

月刊美術2001年10月号

実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )

B5判変型

2001年09月20日発売

価格 1,927円(税込)

雑誌コード 03645-1000-01

在庫なし

鑑賞とコレクションのための最新美術情報誌

【特集】
日月星辰 高山辰雄2001
――89歳を迎えた画家渾身の最新作展

いまからおよそ28年前、日本画家高山辰雄は「日月星辰」と題する意欲的な個展を開催、画壇に新鮮な衝撃を与えた。その後画家は1985年にも同名の展覧会を12年ぶりに開催、人、自然、宇宙を貫く画家のまなざしは更に多くの人の共感を呼んだ。
それから16年、卒寿を目前にしたこの画家はいま一度「日月星辰」にこだわった大個展にチャレンジしようとしている。六曲一双屏風3点、150号1点、50号14点、オリジナル銅板が10点という堂々たる新作展だ。
「人間を描きたくて」始めたというこの「日月星辰」シリーズ。本誌はこの集大成ともいうべき展覧会を巻頭特集としてクローズアップ。第一回展からその作品を見続けてきた文芸評論家・粟津則雄氏との対談をとおし画家の自然観、人間観、そして日本画へのこだわりなどを語ってもらった。

グラビア ある日の画家
カラー掲載 「日月星辰・高山辰雄展2001」出品作品より
対談
 まなざしは宇宙の生成から蟻の営みまで 高山辰雄/ 粟津則雄
編集部
 屏風に展開された宇宙観-「日月星辰」過去二回の全屏風八作
 高野山の屏風と覚王山の壁画
 高山辰雄略年譜

【秋山庄太郎の現代日本の作家たち】
山中雪人・水谷愛子(日本画)

【新連載】
原 雅幸の「イングランド便り」(2)ガーデンハウスのある風景

【展覧会】
加山又造・哲也/ 大矢紀/ 澁澤卿/ 谷内こうた/ 三田村有純/ 愈大均/ ダン・パルトゥシュ

【記事】
10周年を迎えたアートサロン青羊-「画廊主と私」中島千波
八田ペードロ 日系二世の目に映る日本のかたち