月刊美術2001年9月号
実業之日本社 (ジツギョウノニホンシャ )
B5判変型
2001年08月20日発売
価格 1,927円(税込)
雑誌コード 03645-0900-01
在庫なし
鑑賞とコレクションのための最新美術情報誌
【特集】
オークションにみる近代日本陶芸の資産価値
世界的にも高い評価を受けてきた近代日本陶芸。優れた伝統技術に支えられつつ職人の域を超え、近代の造型芸術として斬新な作品を数多く送り出してきた。
バブル期には現役作家の作品でさえ一千万円、二千万円の値をつけるという異常な状態を生じたが、そのクレージーな底上げ分が消え去った今日でも絵画分野に比べてなお底堅い市場評価を付けている。オークションといういわゆる換金市場でさえ名品にはいまなお、二千万、三千万円というオドロキの落札値が飛び出してくる。
小誌ではこの春三月、五月の各号で物故洋画・日本画双方の現時点での資産価値を各種オークションの落札価格からシビアに見てきたが、今回はこの近代陶芸の巨匠・人気作家の作品の落札価格を過去5年にわたって徹底調査。デフレといわれる今なお、オークションで300万円以上の評価をつける人気作家は誰なのか、またそれはどのような作品なのかを探ってみた。
●カラー掲載 過去5年のオークション落札結果から
板谷波山/ 宮本憲吉/ 加藤陶九郎/ 北大寺魯山人/ 岡部嶺男/ 河井寛次郎/ 浜田庄司/ 荒川豊蔵/ 加藤土師萌/ 楠部彌弌/ 近藤悠三/ 川喜多半泥子/ 八木一夫/ 加守田章二/ 藤本能道/ 三輪休雪
●落札値300万円以上を記録した15作家
●作家別高額落札一覧
●金重陶陽、休和、覚入、長左衛門らが100~200万円台
●鈴木蔵、清水卯一、樂吉左衛門-現存作家の落札水準
【秋山庄太郎の現代日本の作家たち】
川瀬 忍(洋画)
【新連載】
原 雅幸の「イングランド便り」(1)白い波
【展覧会】
森本草介/ 上村淳之/ 奈良岡正夫/ 五月女幸雄/ 片岡真太郎/ 瀬尾一嘉/ アイベン・アール